介護の仕事はダイエットになる?介護の仕事で太りにくい身体を作る秘訣

介護の仕事って動き回るからそれだけでもダイエットになりそう!実際のところどうなんだろう?

介護職って体力使うイメージだし良い運動になりそうだよね。働いたら自然に痩せるようになるのかな?

 

こんにちはアイコです。

介護の仕事は動き回ったり力仕事も多かったりするので自然と痩せそうなイメージがありますよね。

私も介護職として働き始めたばかりの頃は先輩から「働いていれば自然と痩せるよ。」と言われました。

実際の現場ではどうなのか気になるところですよね。

そこでこの記事では

  • 介護の仕事はダイエットになるのか
  • 介護の仕事で太ってしまう原因
  • 介護の仕事をしながら太りにくい身体を作る方法

について紹介します。

「介護の仕事はダイエットになる」は本当?

介護の仕事では、動き回り体力を使う場面も多いです。

しかし残念ながら必ずしもそれがダイエットに繋がるわけではありません。

もちろん座りっぱなしのデスクワークなどに比べたらカロリーは消費するでしょう。

しかし痩せるための運動と、介護の仕事で動き回るのでは身体の使い方が違います。

また介護職は夜勤がある施設も多く、不規則な生活リズムやストレスで疲れやすいため、つい食べすぎてしまうなどむしろ太りやすい環境にあるのです。

次から詳しく見ていきます。

介護の仕事は不規則&ストレスで太りやすい

先述の通り、介護の仕事はむしろ太りやすい環境にあります。

なぜならば、不規則な生活やストレスの多い環境では自律神経が乱れ太りやすい体質になるからです。

介護職は夜勤に加え、早番や遅番といったシフト制の所が多く不規則な生活リズムになりがちです。

そうすると夜遅い時間の食事や間食などが増えるだけでなく、自律神経の乱れから代謝も落ちやすくなるのです。

また介護の仕事は対人の仕事なので精神的なストレスも感じやすいです。

このストレスも自律神経の乱れに繋がります。

また男性はストレスで食欲を無くしてしまう場合が多いですが、女性はむしろストレスで食べ過ぎてしまう傾向があります。

介護の仕事はこうした要因が重なっているので太りやすいと言えるのです。

同じ介護職でも働く施設により運動量が違う

介護の仕事が必ずしもダイエットにならないもう1つの理由として、働く施設によって仕事での運動量が全く違うということも挙げられます。

運動量の多い施設もありますが少ない施設もあるということです。

確かに従来型の特養などでは施設自体が広く、また利用者も常時介護を必要としている人が多いため体力を必要とします。

実際、私も新卒の頃は特養に勤めていたので自然と筋肉量が増えました。

おそらく特養は介護施設の中で最も体力を必要とします。

一方のデイサービスなどでは利用者も自立している方が多く、利用人数も少ないためほとんど動き回ることがありません。

その他の施設も利用人数が少なかったり、比較的動作が自立している方を対象としていたりするため、特養ほどの運動量にはなりません。

そのため介護の仕事=必ずしも運動になるとは言い切れないのです。

介護の仕事でも太りにくい身体になる方法

介護の仕事は痩せるどころか太りやすい環境にあると言いました。

だからと言って必ずしも皆太るのかと言えばもちろんそんなことはありません。

無理なダイエットをしなくとも、日頃の心がけ次第で太りにくい身体を作ることは可能です。

ここでは介護の仕事でも太りにくい身体になる方法をご紹介します。

シフトに合わせた食生活を心がける

介護の仕事をしていても太りにくい身体にするために最も大事なことは『食事の摂り方』です。

介護施設は基本的に夜勤を含むシフト制の所がほとんどです。

そうすると早番後の夕食前に小腹が空いたり、夜遅くに食事をしなければいけなかったりということがあります。

私も夜勤をしていた頃は深夜に食事をすることもありました。

また新卒の頃働いていた特養では、遅番は16時頃に休憩後、22時半の終業時まで通しで働いていたので、仕事帰りに車の中で食事をすることもありました。

そのような状況で気を付けていたのは以下の3つです。

  • 介夜遅く食べる時はカロリーの低い食事(野菜スティックやサラダチキンなど)を選ぶ
  • 出来るだけ寝る直前の食事は控える
  • 必要以上の間食は控える

これらのおかげで、痩せることはありませんでしたが特別太ることもなく体重をキープ出来ていました。

このように介護の仕事をしながらでもシフトに合わせた食生活を意識することで、無駄な体重の増加を抑えることが出来ます。

仕事中の身体の使い方を意識する

介護職でも太りにくい身体にするためには『仕事中の身体の使い方を意識すること』も大事です。

なんとなくで構わないので、下半身を中心に必要な部位に力が入るように意識をするだけでも自然と程よい筋肉が付くようになります。

下半身に筋肉が付くと代謝が上がり脂肪が燃焼しやすくなるので、特養など動き回ることの多い施設では特に効果的です。

特に移乗介助などは下半身や体幹を意識しないと腰を痛める原因にもなるので、ダイエットに限らず正しい身体の使い方を覚えることは大事です。

その他にも、業務をしながら出来ることとして

  • 足が浮腫まないように時々足首を回す
  • 歩幅を大きくして歩く
  • 利用者と一緒に体操をして自分もしっかりと身体を動かすことを意識する

なども効果的です。

こうした細かい動作を意識するだけでも良い運動になります。

睡眠をしっかり取りストレスを溜めない

介護職が太りにくい身体を作るにあたって次に大事なのは『自律神経を整えること』です。

そのために大事なのが睡眠の確保とこまめなストレスの発散です。

先述した通り、介護の仕事は夜勤のある所も多く、不規則になりがちです。

そうすると睡眠のリズムが狂い、自律神経の乱れにも繋がります。

私も夜勤明けになると眠たいはずなのに、太陽の光を浴びることで目が冴えてしまい眠れない…ということが多々ありました。

また次の日が早番で明け方に家を出なければならないのについ夜更かしをしてしまう、ということもありました。

このような負のサイクルに入ってしまうと、

  • 日中の眠気からイライラしやすくなる
  • ストレスから過食に走る

など良いことがありません。

さらに、人間の体は睡眠不足になると

・食欲を増幅させるホルモンが出る
・身体の動きも鈍くなってカロリーが消費しにくくなる

といったようにどんどん太りやすい体質になってしまうのです。

そのため眠れないと思っても無理やり布団に入ったり、リラックスできる音楽やアロマなど落ち着いて眠れる環境を作ることが大事です。

特に介護職は対人の仕事なので、利用者や他の職員に対してストレスを感じることも多いです。

自分なりのストレス発散方法を見つけてあまり溜め込まないようにすることが心身を健康に保つ秘訣です。

夜勤のない職場を選ぶ

介護の仕事でも太りにくいようにするためには、そもそも夜勤のない職場を選ぶという手もあります。

例えばデイサービスなどは日中のみの出勤で土日休みの所が多いです。

また訪問介護も、日中のみサービスを提供している所が多いです。

デイサービスや訪問介護は運動量としては少ないのでダイエットにはならないかもしれませんが、ストレスも少なく規則正しい生活リズムが送れるので太りにくい環境にあると言えます。

それ以外の夜勤がある施設でも交渉次第では日勤のみで受け入れてくれる所もあるので、体調管理が不安であればこうした施設を探してみるのも一つの手です。